フィンランドの便座とお勉強
2017/11/15
はじめましての人もそうじゃない人もこんちくわ。チハラケンヂです。
今、フィンランドにいます。
こっちに来て1か月がたちましてこちらのライフスタイルにも順応しかけております。はい。
さて、はじめに言っておきます。僕は本も人並みにしか読まないし、文章を書くこともそんなに得意ではないので、たいしたことは書けません。。なので、飽きてきたら迷わずホームボタンを連打してください。決して無理しないように。このブログでは僕の日常とちょこっと教育系(根拠のない、ただ思ったこと)のことをだらだらと僕が好きなように綴っています。ほんとに思うがままに書いています。起承転結とかこれっぽちも考えておりませんし、中にはイラッとさせることもあるかもしれません。ご了承の上、ひまつぶしのひまつぶしにお読みください。
(さ、しっかり保険をかけたので思う存分書きます。)
えー、はじめに。最近フィンランドのトイレ環境に物申したいことがあります。あ、先に言っておきますがやんわり汚いかもしれないお話をします。
決してフィンランドのトイレが汚いということでも臭いということでも和式便所ということでもありません。
僕が物申したいのは便座です。
なぜか。
えー、フィンランドはご存知の通りとてもとても寒い国です。なので家や学校といった建物内部はとてもあったかいです。半袖でもたぶんいけます。てか半袖の人います。そのくらいあったかいのですが、なぜか便座だけはとても冷たいのです!!!
みなさんも経験があるかと思います。
寒い季節、あったかくする機能の付いていない便座に座った時の、冷たい便座が尻に接触した瞬間、稲妻のごとくドカーンと尻が冷却されてしまうあの感じ。座る前深呼吸しちゃいません?僕しちゃいます。
いやー、ほんとにどうして室内はあんなに暖かいのに便座は冷たいままなのか。トイレから出たら暖かい場所に戻れるからそれでいいじゃんとか思ってるのでしょうか。
あまい!!!!!あますぎる!!!!!!
便座にも貪欲に暖かさを求めていきましょう、フィンランド人のみなさん。
ウォシュレットもつけろとまでは言いません。
尻の温かさで十分です。
ですから便座、便座だけでも…
ということで、サンタさん、今年はあったかい便座をお願いします。
はい、冒頭は以上になります。お疲れさまでした。
続けて僕の日常について触れてみたいと思います。
(トイレ休憩、水分補給をしたい方はどうぞ。暖かい便座をお持ちの方はトイレで読んでもらっても構いません。はい、それではいきますね。)
えー、最初の1週間のことです。僕はとてもキラキラしておりました。(と思ってます)
初めて見る建物、家、町、そしてフィンランドの学校、先生、子どもたち。
ううぉー!!!
すげー!!!
おもしれー!!!
きました!
とてもとてもはしゃいでおりました。
しかし、しかし、しかし、、、、、、、
現実はきびしいです。
やってまいりました。
語学の壁です。はい。
いやー、こっち来る前から想像はしてましたよ。一応勉強してた時もありましたよ。ただ、それも今回の留学が決まった瞬間だけで。実習とか挟んじゃったもんだから面白いように勉強しなくなりましたよ。
それ以降は「いやー、ぜったいやべーよな。」とか言って笑いを誘ってましたよ。「まあ、なんとかなるっしょ!語学なんて気合いだ!パッションだ!」とかなんとか言ってたかどうかは覚えてないけど、少なくともそんな風に思っていましたよ。
一つ言わせてください。否、やらせてください。
そんなことを思っていた僕に芹沢のドロップキック(映画 Crowsより)喰らわせてやりたいです。はい。
甘ったれていました。
そりゃ、会話はなんとかなりますよ。終わらない会話なんてありませんからね。
しかし、その会話の終わり方がね。気持ち悪いんですわ。
話の内容を理解できず、「OK!」と言われ、終了します。
「ha-ha」と乾いた笑いをもらって終了します。
ちょい、まって、なにこのモヤモヤは。
話したいこと、聞きたいことたくさんあるよ。
おいおい、ちゃうちゃう。やばいよやばいよ。「of course!」の言い方とドヤ顔だけメキメキとのびていくやん。ケンヂくん、なんか違うよ。思ってたんと違うよ。
気づいちゃいましたよ。あかん!!!
(まだ、続きますのでここらで休憩するなり、次の日に読むなり、消すなり、無理はしないでください)
さあ、そんな危機感をようやく持ち始めた僕、2、3週間くらいまえからフィンランド語習い始めました。(まあこっち来てすぐに、ステイ先の奥様が紹介してくれてたということもあってすぐに見つかりました。)
ちょいちょい、奥さん、お安いですよ!3か月週2でなんと48€です!月払いじゃないですよ!1回払いです!つまり1回の授業が270円くらいで受けられるのです。
安い!!!!遠足のお菓子代か!!!!
まあ、そんなこんなで勉強してます。英語もフィンランド語もできない僕、両方勉強しております。
しかし、習い始めたからと言って問題は全く解決しません。当たり前です。フィンランド語の申し子でもない限り無理ですよ。焦ってはだめです。
いや、でも無理。焦っちゃいます。
全然話せんやん。くそ。ぼけ。なす。
はーー。まずいね。
ただ、学校で事件が起こりました。
今、スペシャルニーズのクラスを週3で見させてもらっているのですが、僕によく絡んでくれるファンキーでとってもかわいい女の子がいます。その女の子はフィンランド語でひたすら話しかけてくれるのですが、もちろん僕は何を言っているのかわからないので楽しい雰囲気づくりに徹します。
そんな姿を見て気を使ってくれたのでしょう。
校長先生が「ケンヂには英語では話してあげて」と声をかけました。
おいおい、俺は小学生にまで気を使わせるのか。てか英語さえ分かんないときあるよ!
もうどこかにフィンランド語話せる日本人いない?
英語でもよい。
ヘルプ!!!
なんてことを思ってしまいました。
すると、すかさずその女の子がペシーーーン!!!という音はしなかったですが僕の尻を叩き、
「はやくフィンランド語で話せるようになりなさいよ!」(聞き取れた単語と口調とその場の雰囲気から推察)
的なことをズバッと言い放ちました。
そりゃそうだ。
思わず笑ってしまいました。
「なんでこっちがホームで英語使わなきゃいけないんだよ!」(その女の子の感情を推察)
はい、その通り!北島康介ばりになんも言えねえ。正しさに満ち溢れてるよ。
はーい、やります!てかやるしかないじゃんか~。
少女の言葉にビンタされ、今日もせっせと勉強しましたとさ。
でも、新しい言葉を知るってなんかいいね。
あ、最後にもう一つだけ。
ぼく、この前誕生日でした。祝23歳です。オーバーエイジ枠です。
朝学校にいくとケーキにジュースにフルーツポンチにチョコレートなどなど、そうそうたる食べ物がありました。
僕:「え、どしたん?これなに?」
校長先生:「君のため」
そのあと、先生たちが歌を歌ってくれました。
そのあと、先生たちが一人ひとりハグをしてくれました。
授業参観に行くと、子どもたちがハグをしてくれました。
別のクラスの授業参観に行くと、僕のために歌を歌ってくれました。
その日の最後の授業、授業中に廊下から「ケンヂ!」と聞こえ、振り向くと、その日参観できなかったクラスの子どもたちがプレゼントと手紙を持ってきてくれました。
手紙には Otanjyobi omedeto と書かれていました。
その子たちを一人ひとり抱きしめました。
フィンランド寒くなんかないです。とってもあったかい国です。
明日も勉強がんばります。
子どもたちには言いたいことが山のようにあるんで。
てことで、そんなこんなで、今日もよき日でした。みんなも卒論頑張って。あ、便座持ってきて。